忍者ブログ
新しいものやことが大好きです
[7] [6] [5] [4] [3] [2] [1]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

◎調整局面脱した原油
 原油相場が昨年夏からの調整局面を脱したようだ。ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近は昨年7月に付けた1バレル78ドル台をピークに下落、9月後半からは50―63ドルの範囲で推移していた。ところが3月下旬になると上昇が鮮明になり、28日の終値は64ドル台を付けた。

 国際商品では金の相場が2月下旬になって下げたほか、「国際商品の主役になった」と評されたトウモロコシなど穀物にも調整色が強まった。世界連鎖株安で損失を出したファンドが商品を売って益出しを急いだことが一因だ。半面、原油は株安局面でも下落せず、ファンドの買い越し幅が拡大した。この差はどこから出ているのだろう。

 理由の一つは、ファンドが穀物や金ほど買い一辺倒に傾いていなかったことだろう。WTIは1月から2月にかけて暖冬による需要減退観測などを背景に売り越しが続く局面もあった。投機による相場のかさ上げが小さかった分、株安の影響も限定的だったわけだ。

 需給の引き締まりが市場に意識されたのも大きい。といっても注目されているのは原油でなくガソリンの需給。夏の需要期が控えているにもかかわらず、米国のガソリン在庫は減り、需給逼迫(ひっぱく)観測が強まっている。米国の個人消費は堅調で、ガソリン需要は前年を上回る水準で推移している。

 従来は原油相場の下落が世界経済に好影響を及ぼすとみられ、米株価上昇の要因にもなってきた。しかし、足元では逆に株価の先行きに不透明感が残るなか、原油の騰勢が際立っている。調整局面を脱した原油相場は、再び世界経済のリスク要因として強く意識されることになりそうだ。 

(『NIKKEI NET』より)

 [PR]
  アメリカンエキスプレス

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事