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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ◎金先物「ミニ取引」を6月にも開始 東京工業品取引所 ◎調整局面脱した原油 国際商品では金の相場が2月下旬になって下げたほか、「国際商品の主役になった」と評されたトウモロコシなど穀物にも調整色が強まった。世界連鎖株安で損失を出したファンドが商品を売って益出しを急いだことが一因だ。半面、原油は株安局面でも下落せず、ファンドの買い越し幅が拡大した。この差はどこから出ているのだろう。 理由の一つは、ファンドが穀物や金ほど買い一辺倒に傾いていなかったことだろう。WTIは1月から2月にかけて暖冬による需要減退観測などを背景に売り越しが続く局面もあった。投機による相場のかさ上げが小さかった分、株安の影響も限定的だったわけだ。 需給の引き締まりが市場に意識されたのも大きい。といっても注目されているのは原油でなくガソリンの需給。夏の需要期が控えているにもかかわらず、米国のガソリン在庫は減り、需給逼迫(ひっぱく)観測が強まっている。米国の個人消費は堅調で、ガソリン需要は前年を上回る水準で推移している。 従来は原油相場の下落が世界経済に好影響を及ぼすとみられ、米株価上昇の要因にもなってきた。しかし、足元では逆に株価の先行きに不透明感が残るなか、原油の騰勢が際立っている。調整局面を脱した原油相場は、再び世界経済のリスク要因として強く意識されることになりそうだ。 |
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